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Excalidraw – 手書き風の図やダイアグラムを簡単に作成できるライブラリ

挨拶

みなさん、こんにちは。なべです。今回はホワイトボードのような手書き風の図が作成できる「Excalidraw」についてご紹介します。

ライブラリ名

Excalidraw

概要

Excalidrawは、手書き風の図やダイアグラムを作成できるオープンソースのWebアプリケーションです。

以下のような特徴があります：

  • ブラウザ上で動作する軽量なツール
  • 直感的なドラッグ＆ドロップ操作
  • 手書きっぽい見た目が特徴的
  • 図形、矢印、テキストなどの基本的な描画要素を提供
  • 作成した図をSVGやPNGとして保存可能
  • ダークモードにも対応
  • リアルタイムでの共同編集機能

プレゼンテーション資料や技術文書、アイデアのスケッチなど、様々な用途で活用できます。プログラミングの設計図を描くのにも最適です。

Excalidrawが向いているユーザー

Excalidrawは様々な用途で活用できますが、以下のような方々に特に適しています。

ユーザータイプ 具体的なニーズ
エンジニア ・システム設計図の作成・フローチャートの共有・アーキテクチャ図の描画
プロダクトマネージャー ・ユーザーフローの設計・プロジェクト工程の可視化・アイデアのスケッチ
教育者 ・オンライン授業での図解説明・学習教材の作成・概念の視覚化
スタートアップ従事者 ・プレゼン資料の作成・ビジネスモデルの図示・チーム間での情報共有
デザイナー ・ワイヤーフレームの作成・UI設計の共有・デザインフローの説明

Excalidrawの活用方法と応用

Excalidrawの主な活用方法と応用例をご紹介します。

基本的な活用方法

  • チームでのリアルタイム共同編集
  • プレゼンテーション用の図解作成
  • システム構成図の設計
  • ブレインストーミングの記録

応用的な使い方

  1. カスタムライブラリの作成
    • 独自の図形やアイコンを作成して再利用
    • チーム専用のデザイン要素の共有
  2. APIを使った連携
    • 自社サービスへの組み込み
    • 作成した図のエクスポートと他システムとの連携
  3. 教育コンテンツへの活用
    • インタラクティブな学習教材の作成
    • オンライン講座での図解説明
  4. ドキュメント作成との組み合わせ
    • 技術文書への図解の埋め込み
    • マニュアルやガイドラインの視覚化

代替サービスとの比較

Excalidrawと似たような機能を持つサービスとの比較表です。

サービス名 特徴 Excalidrawとの違い
Draw.io ・より専門的な図形が豊富・企業での利用が多い ・UIが複雑・手書き風デザインなし
Miro ・多機能な共同作業ツール・豊富なテンプレート ・有料プラン中心・操作の習得に時間が必要
FigJam ・Figmaとの連携が強み・モダンなUI ・Figma環境が必要・デザイナー向けの機能が多い
Diagrams.net ・オープンソース・セルフホスト可能 ・UIが古い・カジュアルな使用には不向き

Excalidrawの特徴的な強みは以下の点です：

  • シンプルで直感的なUI
  • 手書き風のデザイン
  • 無料でも十分な機能
  • オープンソースで拡張性が高い

インストールと実装方法

npmを使用したインストール

npm install @excalidraw/excalidraw
# または
yarn add @excalidraw/excalidraw

Reactでの基本的な実装

import { Excalidraw } from '@excalidraw/excalidraw';

function App() {return (
    

      
    

  );}```

## ローカルでの開発環境構築

1. リポジトリのクローン
```bash
git clone https://github.com/excalidraw/excalidraw.git
  1. 依存関係のインストール
cd excalidraw
npm install
  1. 開発サーバーの起動
npm start

ブラウザで localhost:3000にアクセスすると、開発環境が立ち上がります。

参考リンク

公式リンク

コミュニティ

まとめ

Excalidrawは、シンプルながら強力な手書き風の図形作成ライブラリです。ReactアプリケーションへのExcalidrawの導入は非常に簡単で、npmを使用して数分で実装できます。

オープンソースプロジェクトとして活発に開発が進められており、コミュニティも成長を続けています。ドキュメントも充実しているため、初めての方でも安心して使い始めることができます。

図形やフローチャートの作成が必要なプロジェクトでは、Excalidrawの採用を検討してみることをお勧めします。